レシピを見て作っているはずなのに
うまく作れないと思っている方も
多いのでは無いでしょうか?
そのほとんどが
(お菓子作り初心者さんであればあるほど)
知らずにやってしまっている
「自己流アレンジが原因」
と言うことについてお話ししてみようと思います。
お菓子作りはアレンジが楽しいですよね。
材料を少し変えてみたり、
量を増やしたり減らして作ってみたり。
でも、実は初心者さんにとっては
大きな落とし穴だったりもします。
具体的に言うと、
レシピを見てお菓子を作るときに
- 「甘さを抑えたいからお砂糖の量を減らしてみよう」
- 「生地を加える順番を少し間違えたけれど大丈夫だろう」
- 「半量で作ってみよう」
- 「この材料の代わりにこの材料で代用しよう」
などなど。
実は、私もやっちゃってました。
特に「お砂糖を減らす」と言うのは常にしていた気がします。
今思うと、このちょっとしたアレンジこそが
失敗の大きな第一歩でしたwww
お菓子作り初心者さんであればあるほど
こんなアレンジを気軽に「やっちゃってる」
ことが多いです。
順番に説明をしていこうと思います。
お菓子作りの科学を知らない
まず、お菓子作りの科学を知らない。
これが一番大きな原因かもしれません。
お菓子作りは実は「科学」な部分があって
使う材料の役割、材料を加えるタイミングには
実は全て意味があります。
お菓子作りに欠かせないお砂糖を
例にあげて説明すると
お砂糖は単に甘さを出すために
使われている訳ではありません。
お砂糖の持つ
保水性、焼き色を付ける機能
そしてジャムなどに活用される
糖度を上げることによって
腐りにくくする機能など。
つまり、単に甘さを控えたいから
減らしたお砂糖のせいで、
お砂糖の持つその他の機能も
減らしてしまい、
結果的にレシピとは
全く別のものになってしまう。
お菓子がふんわりしなかったり
パサついたり
焼き色がうまくつかなかったり
そんな仕上がりになってしまいます。
材料についての知識が少ない
安易な材料の置き換えも落とし穴です。
例えば、フルーツゼリーを作るとき
レシピのフルーツではなく他のフルーツに変更したら
固まらなくなってしまった。
こんな経験はありませんか?
凝固剤の中には酸味に弱いものがあり、
酸味の強いフルーツで凝固力が弱まってしまって
固まらなくなってしまうと言うことが起こります。
また、薄力粉を強力粉に変えたり
薄力粉の一部をココアに変えたり
砂糖の種類を変えてみたりすることでも
生地の状態は
グルテン量、油分、水分量などの違いで
大いに違ってきます。
また、作る分量を変えると
失敗しやすくなることもあります。
例えば、イタリアンメレンゲは
高温のシロップを卵白に混ぜて泡立てるのですが
少ない量で作ろうとすると、
シロップの温度がすぐに下がってしまったり
分量全部をうまく流し込めなくなって
失敗確率がかなり上がってしまいます。
うまくできる量、作りやすい量
適量があります。
道具や設備の問題
生地を倍量に増やして作ると
庫内の狭い家庭用オーブンで焼成する場合
温度が上がりにくかったり
焼きムラが出来やすかったりして
焼成時間がかなり違ってきます。
また、焼型の素材によっても
焼成温度、焼成時間は変わってきます。
(参考記事)→失敗しないお菓子の型選び(その1)
このように、安易な自己流アレンジで、
知らず知らずのうちに
失敗確率を上げてしまっているのです。
結論
慣れるまではとりあえずレシピ通りに作る!
これがお菓子作り上達への近道です。
レシピは色んな要素のバランスを考えて作られています。
材料特性や「科学」の部分を理解するまでは
レシピ通りに作ることをお勧めします。
そこでちゃんとした仕上がりのお菓子
「正解」を知り、
「科学」の部分を理解してから
アレンジを進めてください。
そうすることによって失敗確率はかなり低くなります。
タルトママンお菓子教室のレッスンでは
「科学」の部分の説明もしっかり行なっています。
その上で、簡単なアレンジの方法も
ご紹介しています。
なんだか上手に作れないな〜と悩んでいる方は
まずはレッスンで
きちんとした「正解」を知り体感していただくと
美味しいお菓子作りを楽しんでいただけると思います。
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