同じ形の焼き型でも色んな種類があって購入する時迷ったことはありませんか?
どれが良いのかわからず
結局価格で選んでしまうことはありませんか?
実は素材や表面加工の特性を知っているのと知らないのとでは大違い。
お菓子の仕上がりに大きな差が出てきます。
特性を知るとお菓子の成功率も格段に上がります。
お菓子の型の選び方
私がお菓子を習い始める前、
本で見たレシピで作ろうとしてお菓子の型を買う時、
欲しいと思った形の中でなんとなく
お手頃価格なものを選んで買っていました。
素材の違いなんてほとんど気にせずに。
しかし、お菓子教室に通い始めると、
教室で使うお菓子の型は、形は同じでも
今まで自分が持っていた型とは違う
という事に気づきました。
そして教室で作ったお菓子と家で作ったお菓子の
出来の違いにも驚きました。
レシピや作り方、生地の状態の違いもありましたが、
間違いなく「使っている型が違う」という事に気づいたのです。
そしてお菓子教室に通っているうちに、
型の材質によって向き不向きがあること
どうしてこの素材の方が良いのか
ということが分かってきました。
Contents
型の素材について
一般的に良く目にする素材は
アルミ、ステンレス、ブリキ、アルタイト、シリコンなど。
そして素材だけじゃなく、表面の加工にもさまざまな種類があります。
フッ素加工、シリコン加工、スズメッキなど。
実はそれぞれの素材や加工に特性があって、
作るお菓子によって適しているもの
あまり適さないものがあります。
つまり、美味しいお菓子を失敗なく作るには
用途によって使い分ける必要があったのです。
素材の違い
素材 |
特性 |
アルミ |
軽い、錆びにくい。熱伝導が良い。酸・アルカリに弱い。 |
ステンレス |
錆びにくい。熱伝導が悪い。手入れが楽。 |
ブリキ (スチールにスズメッキ) |
熱伝導が良い。使いこむほど油が馴染んで使いやすくなる。冷やし物には不向き。 |
アルタイト (スチールにアルミメッキ) |
熱伝導が良い。使いこむほど油が馴染んで使いやすくなる。冷やし物には不向き。 |
ギルア (スチールにクロームメッキ) |
熱伝導が良い。使いこむほど油が馴染んで使いやすくなる。冷やし物には不向き。 |
銅 (スズメッキ) |
一般的に焼き型に使われる金属の中で一番熱伝導が良い。カヌレなど高温で焼くお菓子に最適。 |
シリコン製 | 熱伝導は悪い。 |
素材のまとめ
- 焼き菓子用ならアルタイト、ギルア、アルミなどの金属製のもの。
- 湯煎焼きなどに使う事もあるもの(スポンジケーキ用のジェノワ缶など)は錆が出にくいステンレス製が扱いやすい。
- ムースなどの冷やしものにはステンレス、シリコン製が便利。
以上の特性を踏まえて型を選ぶとお菓子の仕上がりも格段に上がります。
(お値段だけで選んではいけないのです!)
型を揃えるとなると、安くはないので、
間違いのないものを買って長く使いたいですよね。
レッスンではお勧めの型やその理由についてもご紹介しています。
また、どんな型を買うべきか?のご相談にもお答えしています。
ご参考までに、レッスンメニューのご案内で
使っている型や道具などのご紹介もしていますので
ご参考にしていただけると嬉しいです。
教室で使っている型の一部はこちらからもご覧いただけます。
少し長くなってしまいましたので、
表面加工については次の記事でご紹介していきたいと思います。
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